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  • 2013.03.30 Saturday
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【書籍感想】八日目の蝉

個人的に好きな作家である角田光代の作品。
映画化されて話題になっていたのは存じていたが
文庫売上で1位を獲得するなど
これほどまで世間が沸き上がっているとは思わなかった。

角田光代の作品は何冊読んだのだろう。
幸福な遊戯、キッドナップ・ツアー
空中庭園、トリップ、対岸の彼女
ざっとこれぐらいである。

この中で特に印象に残っているのが空中庭園と対岸の彼女。
特に対岸の彼女はマイベスト小説に挙げたいほど好きな作品で
直木賞を受賞している。
これに直木賞を出すとは審査員のお偉い人もわかってるじゃないか
と感心したものである。

角田光代の作品の特徴として
これでもかというほど男を嫌い憎み倒し
作中で男は嫌悪憎悪の象徴として描かれることが多く
主人公や周りの主要な登場人物は女がほとんどである。
また、女がただの女ではなく何らかの病的な一面を持ち合わせており
さらにいわゆるアラフォーと呼ばれる中年世代の女がよく登場する。
主人公は今でいうツンデレっぽい少々小生意気なマセガキで
周りにはやたら明るく接してくる人物がいる場合が多い。
本作も例に漏れず、これらの要素をふんだんに含んでおり
まさに角田光代の集大成、THE・角田光代、とも言える一品である。

正直な話、そこら辺に転がっている
あらすじを読めば話の全容はものの数分でわかる。
要は、主人公が不倫相手の生まれたての赤ん坊を誘拐して
捕まらないように逃げるけど数年後には結局捕まるお話である。
本作を読む前に割と詳細なあらすじを読んだ時点で
何となく話の流れと結末がわかってしまったため
本音をいうと読む気がなくなっていた。
それでも世間の盛り上がりと角田光代ファンとしては
読んでおくべき作品であると信じ読むことにした。

お世辞でも何でもなくページを繰る手が止まらなかった。
帯に書いてある文句は正しかった。
話の流れと結末はわかりきっていたが
それでも本作は隅から隅まで魅力に溢れていた。

なぜここまで本作は読者を惹き付けるのであろう。
その要因としていくつか挙げられる。
一つは文体にある。
一般層に受け入れられやすいような易しい文体を故意に使っている。
若者に今流行のライトノベルと同系列のものだと思っていい。
二つは物語構成にある。
読者を飽きさせないように次々と新しい展開が待ち構えており
並の作品とはスピード感が桁外れに違う。
三つは物語背景にある。
私は本作を読んでいて某エロゲ(AIR)や某ギャルゲ(CLANNAD)が
脳内でフラッシュバックされて仕方なかった。
角田光代もこれらの作品をどこかで見て
多少なりとも影響されたのではないかという淡い期待を胸に
エロゲこそ最高のエンターテインメントだと信じて疑わない私は
これこそが本作が魅力あふれる作品に仕上がった
最大の要因に挙げさせてもらう。

内容に関してはネタバレを含むため本記事の続きに書かせてもらう。
素直に面白かった。
こういう作品が認められる世の中はまだ救いがあるなと思った。

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【書籍感想】悼む人

直木賞受賞作。
いかにもお偉い人達が好みそうな作品で
本来の直木賞ってたぶんこの種の作品が選ばれるんだなと思った。

著者の天童荒太は孤独の歌声、永遠の仔
この二冊が個人的に大好きな作品で
その天童荒太が八年もの歳月をかけて書き上げ
さらに直木賞を受賞したと聞いたとき
いつか読もうと心に決めていた。
この度、文庫化されたのを機に読むことにした。

率直な感想としては
小説としての面白みは皆無で
ドキュメンタリーとしては空虚な印象。
読んでいてこれほどつまらない作品は滅多にない。
直木賞の対象は小説のみに限らないし
これが社会に影響を与えるような作品であることには変わりないけど
小説という形態を取っている限りは
多少なりとも読者を考えた作品にすべきではないだろうか。

一冊の作品を書き上げるのに八年の歳月は永すぎる。
その歳月が本作をまるで自慰行為のような
つまらない作品にしてしまったのではないかと感じてならない。


【書籍感想】組曲「planetarian」作品1-3

レビューや同人小説などを書かれている
Edelblume氏によるplanetarianの二次創作です。

planetarian本編プレイ済みであることが望ましいです。
分量は140ページ、その中で4つの章に分かれています。
可愛らしいゆめみが七夕の短冊にお願いごとをしている表紙が目を引きます。

本編は悲しい結末でしたが
氏は「約束」というキーワードを掲げることによって
この世界線の新たな可能性を示しています。
有毒ガスが蔓延し、外は無人兵器がうろついていて
灰色の空、灰色の雨が降る腐敗した世の中にあって
人々はいかにして未来への希望を見出すのでしょうか。
そこに本作ヒロインである「ゆめみ」がどう関係するのでしょうか。
それは読んでからのお楽しみです。


以下、ネタバレ含みます

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